しまんちゅシネマ

映画ノート

理由なき反抗


1955年(米)
監督:ニコラス・レイ
出演:ジェームズ・ディーン/ナタリー・ウッド/サル・ミネオ/ジム・バッカス/アン・ドラン/コーリイ・アレ
   ウィリアム・ホッパー/ロシェル・ハドソン/デニス・ホッパー/ニック・アダムス




今頃観たんかい!デニス・ホッパー追悼ですね。
え?これにデニス・ホッパー出てた?って思う人もいるんじゃないかな。
って、私だけかしら・・
映画はこれと『ジャイアンツ』を撮った1955年に、24歳の若さで死んでしまったジェームズ・ディーンの代表作。
冒頭、泥酔して警察に保護されたジム(ジェームズ・ディーン)が出会うのが
美しいジュリー(ナタリー・ウッド)とまだ子供みたいなプラトーサル・ミネオ)。
3人とも家族に対し何らかの不満を抱え、憤り苛立ってるんですね。
その中でも一番深刻なのは実はサル。

ハンサムなディーンのナイーブな演技も勿論素敵だけど、演技的に印象に残るのはサルの方。
彼のディーンへの思いは、てっきり憧れかと思ったら、
実はディーンに父親を求めていたのかなと思うとちと切ない。

一方不良グループ側の一人を演じたデニス・ホッパー
背景など何も分からないのだけど、ディーンよりももっと屈折して見えました。
殆ど台詞もない、丹精だけど無表情なデニスはグループの中で一番不気味でしたよ。
 
美貌のナタリー・ウッドは、デニス・ホッパーと恋の噂もあったんですね。
そのナタリーも81年に撮影中の事故で水死。
デニスはこの映画で出会い愛した二人と、今頃天国で再会し、思い出話に花を咲かせてるかも。
あ、76年に見知らぬ人に殺されてしまったミネオ君も一緒かな^^;
 
今日(6/2)、デニスは『イージー・ライダー』を撮った思い出のニューメキシコに埋葬されるそうです。
安らかにお眠りください。
今月は単発的にではありますが、まだまだデニス作品観ていきます。





 
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