しまんちゅシネマ

映画ノート

ファール・プレイ



1978年(米)
監督:コリン・ビギンズ
出演:ゴールディ・ホーン/チェヴィー・チェイス/ダドリー・ムーア/バージェス・メレディス/レイチェル・ロバーツ 

■感想
永遠のロマコメの女王ゴールディ・ホーンチェヴィー・チェイスのゴールデンコンビで送る
ドキドキサスペンス・コメディ。
 
ゴールディ演じるグロリアは図書館勤めのバツいち女性。
ワケあり男を車に乗せ、あるものを知らぬ間に預かってしまったばかりに悪人に命を狙われるはめになる。
映画館で再会したワケあり男は「ドワーフ(小人)に気をつけろ」という言葉を残し絶命。
警察に通報するものの、肝心な死体が消えてしまい・・・

ゴールディの魅力満載の楽しい作品でしたね。
冒頭から流れるバリー・マニロウの「愛に生きる二人」がいい感じ~。
 

殺された男が残した言葉、預かったアイテム、白色症の男、小人、双子の兄弟などが
サスペンスの面白みを掻き立て、ヒッチコック風とも言われてるんですね。
でもそんなことよりやっぱりコメディ部分が楽しいわ~。
犯人から追われるゴールディが助けを求めるのがダドリー・ムーア
この勘違い男のお部屋が最高!
「ステイン・アライヴ」で踊る姿も笑えるけど、しまいにダッチワイフがプカプカ浮かび始めたときには、
爆笑でしたw 面白すぎる~。
 
命を狙われるゴールディだけど、どこかほのぼので緊張感がないところも可愛いよね。
ゴールディを助ける刑事チェヴィー・チェイスとラブラブになっていくのはお約束。
彼はまだ駆け出しの頃かな。髪型が変だけどどこか初々しいです。
ゴールディの魅力もさることながら、この映画アクションも見もの
特に終盤オペラ会場に向かうシーンのもカーアクションはかなりの迫力でしたね。

まだCGなどない時代だから、ギリギリ危険なところで逃げ惑う人たちにハラハラ。
帝オペラ(笑)などもかなり本格的で、終盤の攻防のBGMとしても格調がありました。
70年代の映画って今観ると面白いね。これは楽しかったな。