しまんちゅシネマ

映画ノート

ハロウィン II


2009年(米)
監督:ロブ・ゾンビ
出演:マルコム・マクダウェル/タイラー・メイン/シェリ・ムーン・ゾンビ/ブラッド・ドゥーリフ/ダニエル・ハリス/スカウト・テイラー=コンプトン


■感想
ジョン・カーペンターの『ハロウィン』シリーズのロブ・ゾンビ版リメイクの続編です。
 
前作では殺人鬼マイケル・マイヤーズの少年時代が描かれ
仮面を被るにいたるいきさつや、凶暴性を秘めた少年の心のケアを試みる
精神科医との交流が描かれていました。

しかし治療の甲斐なく、マイケルは廃人同様のまま長い年月を精神病院で過ごし
ついに脱走。唯一残された妹の住む町に現れ、ハロウィンに惨劇を繰り広げた挙句
妹ローリーの凶弾に倒れたのですが、、本作はその続きとなりますね。

さて、銃弾を浴び息絶えた・・はずのマイケル・マイヤーズ
遺体を乗せた車が移送途中に事故を起こし、マイケルの遺体は姿を消してしまうんですな~。
だって、、やつは死なないよね^^;
 

で、それから2年後のハロウィンの日、新たな惨劇が幕をあけるのでした。
しかし、今回も彼は妹ローリー(スカウト・テイラー=コンプトン )を探し出し命を奪おうとするんだよね~。
そこのところが私には理解できないんだけど
「ファミリー・イズ・フォーエバー」というキャッチコピーからし
あの世で家族仲良く暮らそうよ、、という兄の思いなのかなぁ。
 
で、前作で死んだ母(シェリ・ムーン・ゾンビ)は幼い姿のマイケルとともに
←こういうファンタジーなお姿で登場・・
これが評価の分かれるところかもしれません。
 
母はマイケルが殺人鬼になることなど望んでないだろう~?とか
常識的に考えるのは、この作品の正しい見方ではないかもだけど^^;
 
 
 
 
なんにしても、これはロブ・ゾンビ版の前作を先に鑑賞することをお勧めします。
ローリーが保安官の家で暮らすことになったくだりとか、本作では説明がないですから。

今回は、前作でマイケルと死闘を繰り広げたローリーがそのトラウマから
マイケルに襲われる夢を繰り返し見るという設定なもので早いうちからグロいシーン満載。
「心臓の悪い方は鑑賞をお控えください」と警告されるように
確実にスラッシャー度があがり、かなり怖い映画になっています。
 
ただ、思うにロブ・ゾンビってやっぱりアートな才能を併せ持ってるのか
夜のシーンなど光の使い方がとても綺麗なんですよね。
 
マイケルまだ生きてるンちゃうか~?
治療の結果、マイケルを殺人鬼にしてしまったお前に責任があるんちゃうか~?!
との非難を浴びながらも、マイケルとの治療記録を本にし金儲けを図るルーミス医師マルコム・マクダウェル)は今回しょっぱなから悪者。
 
カーペンターファンにはもしかしたら不評なのかもだし
泣き叫ぶローリーはあまり可愛くなく、うっとーしくもあるのだけど
個人的にはこの映画かなり怖かったし、楽しめました。

ラストのワンカットは何を意味してたんだろう。
もしかして次回は女マイケル・マイヤーズ参上ってか?
気になる~。
 
 
6/19~公開中
 




 
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