しまんちゅシネマ

映画ノート

コリン LOVE OF THE DEAD


 
しりとり小休止で、この機会に「ん」がつくものを・・てことで、チョイスしたけど、
ありゃ、変な副題がついてる。これなら「ど」で終わってしりとりできたかな。
ま、いいや
 
なんと制作費わずか45ポンド(6000円)ということで話題になったイギリス産ゾンビ映画ですね~。
コリン LOVE OF THE DEAD(2008)イギリス
監督:マーク・プライス
出演:アラステア・カートン/デイジー・エイトケンス/リアンヌ・ペイメン/ケイト・オルダマン

 ■感想
なんで6000円弱でこんな映画が撮れるかというと、
出演者、スタッフは全員有志のボランティアらしいのね。
しかも一人が何役も演じてたり、市内の撮影に許可も取らずのゲリラ撮影。
きっと安っぽいんだろうなぁと思ったら、全然そんなことないの。

内容はというと、
気づけはロンドンはゾンビで溢れてるという、よくあるパターン
自宅に戻ったコリンの服には血がついていて、背後からゾンビが襲ってくる・・・
その描写だけでも、めさ怖いんですよ。
ブーンというような効果音が、神経を逆なでるようで、何故か鳥肌が立つしねぇ。
粗い画像もドキュメンタリーのようで、リアルな不気味さがあるの。

どうにか、ゾンビをやっつけるものの、
実はすでに負傷していて、もうゾンビ化が始まってるんですよね。。
そして彼は戸外に飛び出します。
何度も襲われそうになりながら、地獄絵の街を彷徨うにコリン
彼を突き動かすのは、かすかな記憶・・
 
おちょくりなしのゾンビモノで、こりゃ怖いわぁと思いながら見るんだけど
最後になって、あぁ、こんな切ないお話だったんだと知り、思わず涙。
『水曜日のエミリア』で、時間軸交錯の不満をたれたところだけど
この映画の構成には唸った。
 
『コリン』はとっても切ないラブストーリーでした。
あっぱれです。
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