しまんちゅシネマ

映画ノート

ルドandクルシ

 

cinema de しりとり 21回目 【る】

今日は『BIUTIFUL ビューティフル』から繋がって、「る」で始まる映画
 
ガエル・ガルシア・ベルナルディエゴ・ルナ主演で、メキシコで大ヒットを飛ばした『ルドandクルシ』!!
監督は『天国の口、終りの楽園。』のアルフォンソ・キュアロンの弟で、これが長編デビューとなるカルロス・キュアロン
アルフォンソ・キュアロンアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥギレルモ・デル・トロのメキシコ監督3人衆が立ち上げた製作会社の第1回作品だそうです。
 
ルドandクルシ (2008) メキシコ
監督:カルロス・キュアロン
出演:ガエル・ガルシア・ベルナルディエゴ・ルナ/ギレルモ・フランセーヤ/ドロレス・エレディア/アドリアーナ・パス
 
■感想


いいなぁ、これ。
天国の口、終りの楽園。』でデビューを果たし、その後大スターとなっていったガエル君とディエゴ君の
2度目の共演!
それだけで、テンションあがるところだけど、
二人がパイナップル農場に働くお気楽兄弟という設定がまたうれしい。
地元草サッカーのエースストライカーと、ゴールキーパーとして活躍してた二人
ガエル君がまずスカウトの目に止り、メキシコシティのサッカーチームに入団
ディエゴ君もキーパーの空きを得て、他のチームに入団し、二人はルドとクルシという名前を得て
それぞれのチームで活躍することになる。
これまでと生活は一変し、綺麗な家を与えられ
ガエル君なんか、人気に乗じて歌手にまでなっちゃうわけで、そのノリが楽しい~。
 
 

でも、バブルはいつかはじけるのが世の常ですね。
勝つことを期待されるプロの世界では結果が第一
それまであんなに楽しかったサッカーもプレッシャーに押しつぶされ、ガエル君大スランプ。
そうなると後は・・・
ってことで、ラテン兄弟の栄光と挫折が描かれるわけですね~。
 
何気に切なくもなるけど、兄弟はあるべき姿に収まったかなというところが
微笑ましくもあり、最後はほろ苦いながら、兄弟愛に心地よさも感じます。
 
決して巧くはないけど、ガエル君の歌が聴けるのもお得感ありだけど
メキシコを舞台にし、素の二人を見れたようで嬉しいんですよね。
夢を求めるのもいいけど、自分を失わずに生きようぜというメッセージを感じる作品でした。
 

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