しまんちゅシネマ

映画ノート

スリーパー


 
今日はウディ・アレンが描くSFコメディ『スリーパー』!
 
スリーパー (1973)アメリ
監督:ウディ・アレン
出演:ウディ・アレンダイアン・キートン/ジョン・ベック/メアリー・グレゴリー/ドン・キーファー
 
冷凍睡眠から目覚めると、そこは200年後の未来だった!
 
これ楽しかったわぁ。
全身にアルミホイルを巻かれた状態で、200年の眠りから目覚めるマイル(ウディ・アレン
顔のホイルを取り除くと、トレードマークのメガネが現れるところから笑うw


もともと、手術上の事故から、冷凍睡眠に入るという憂き目にあったというだけあって
まさに「ここはどこ?」状態。
寝ぼけ眼で繰り広げる、コミカルな動きには大爆笑。
そこに政府の陰謀が絡み、追われる身になるマイル。
逃走の途中、メイドロボットを宅配する会社のトラックに逃げこんだ彼は
積まれていたロボットに変装し、追っ手をかわすうち
配達先のダイアン・キートンと出会うというシナリオで
そこから、二人の交流、そして逃走劇が始まるわけです。
 

 
とにかく、ウディのロボット演技がキモ可笑しくて最高~。
ダイアンと二人、意外なほどのドタバタアクションを繰り広げてくれるのも楽しいし
コミカルな音楽とあいまって、チャップリンの世界を髣髴とさせる。

体液を交わさないw性交渉など、異文化交流には笑いどころ満載で
デモリションマン』の元ネタはこれだったのかしら?(笑)
 

 
正直、ストーリーはムリヤリで、ラストも弱い。
200年後に目覚めた男のカルチャーショックを
ウディのすっとぼけた演技で見せただけとも言えるけど
ウディ&ダイアンのロマンスも微笑ましいし
キッチュでレトロな世界観がたまらん作品でした。