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映画ノート

シュワルツェネッガー『ラストスタンド』




ラストスタンド(2012)アメリ
監督:キム・ジウン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー 、 フォレスト・ウィッテカー  、ジョニー・ノックスヴィル、 エドゥアルド・ノリエガ
日本公開:4/27~
 
2/1に劇場鑑賞したのに、記事書き損ねてました。
ご存知アーノルド・シュワルツェネッガー主演復帰の一本、日本公開も近そうなので、
あやふやな記憶を呼び覚ましつつ書くとします。

シュワルツェネッガーが演じるのはメキシコ国境の静かな田舎町の保安官オーウェンズ。
この平和な町に、死刑囚である凶悪麻薬王をメキシコに逃がすための悪の精鋭部隊が結集。
副保安官が銃弾に倒れ、オーウェンズの怒り爆発。
自分たちの平和は自分たちで守ると、オーウェンズが立ち上がるという話。


本作のシュワちゃんは、物を喋るのに一生懸命感があって、アクションも控えめなため
心臓弱くて息が切れるなら無理するなよ~など、前半は身体を心配しながら観ることになりました。
ところが、オーウェンズの怒りが爆発する終盤には、捨て身の頑張りを見せます。
と言っても、往年のようなアクションを期待できるはずもない
けれど、今回は素人を含むチームワークで、凶悪犯に立ち向かおうと奮闘し、これが楽しいのですよ。

監督は『悪魔を見た』などの韓国人監督キム・ジウン
監督作品は観てないのですが(『悪魔を見た』は途中リタイア)、
シュワちゃんのアクション映画を韓国人監督がというのがまず意外ですよね。

しかし、田舎町の小さな力で、大きな組織に立ち向かうさまは痛快で
平和ボケの暢気な住民や、素人助っ人の活躍はユーモアに溢れて楽しかった。
カーチェイスもなかなかの迫力だったけど、
思えば、カーチェイスの末のとうもろこし畑での緊張感ある静かな攻防が韓国らしさかな。

FBIで指揮をとる フォレスト・ウィッテカー
平和主義の保安官仲間ルイス・ガスマン
アンティックな武器オタクのジョニー・ノックスビルが大活躍で笑わせてくれました。
第二次世界大戦中の武器の数々が火を噴くのは日本の銃器オタクも楽しめるはず。
イーストウッド映画のオマージュを感じる部分もありました。
 
今後はシュワルツェネッガーに何を期待するかですね。
無理にアクションで頑張る必要もないと思うな。

日本公開は4/27~