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映画ノート

恋するリベラーチェ

東京国際映画祭関連最後は スティーヴン・ソダーバーグ監督、マット・デイモンマイケル・ダグラス主演で
派手なステージパフォーマンスで一世を風靡したピアニスト リベラーチェの伝記ドラマ『恋するリベラーチェ』。
リベラーチェ(2013)アメリ
原題:Behind the Candelabrla
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:マット・デイモンマイケル・ダグラスダン・エイクロイド/スコット・バクラ/ロブ・ロウ
日本公開:2013/11/01
スコット・ソーソン(マット・デイモン)は叔父夫婦の経営する牧場を手伝う青年。
バーで知り合ったゲイ友の紹介でリベラーチェと知り合い、まもなく二人はベッドを共にする。や
がてスコットはリベラーチェに養子として迎えられるまでになるが・・

リベラーチェとの思い出を綴ったソーソンの回想録を元に、スティーヴン・ソダーバーグがメガホンを取り
マイケル・ダグラスが往年のピアニスト リベラーチェを、マット・デイモンが若き恋人スコット・ソーソンを演じています。

ソダーバーグがマイケル・ダグラスに話を持ちかけたのが2000年製作の『トラフィック』の時。
リベラーチェさんというのが隠れゲイだったことから、ゲイ描写を懸念され資金調達に苦労したようで
アメリカではHBOのTV 映画として放送されたようですね。

二人のベッドシーンも少々あるけど、過激なものではなく、性的な関係よりも、セレブなパフォーマーと、
そのひもとして生きることになった名もない男、それぞれの孤独が浮き彫りになる作品に仕上がってます。

ジェイソン・ボーンがゴードン・ゲッコーの上に乗る図を撮りたかった」と言う、ソダーバーグのセンスが光りますね(笑)
 

67歳で亡くなるまでの10年間を演じたマイケル・ダグラスがとにかく凄い!
これまで彼をゲイっぽいと思ったことはなかったけれど見事にゲイです(笑)
マイケル・ダグラス本人が癌で闘病したことを思うと、57歳の絶倫ぶりにも、
一流エンターテナーとしてステージをこなす姿にも感心したなぁ。

整形でリフティングした若々しい表情と死の床にある姿のギャップにも驚く。
勿論演出やメイクの技術もいいのでしょうけどね。
 
リベラーチェと生活をともにし、素朴な牧場青年だったスコットも贅沢を身につけていく。
スコットを演じたマット・デイモンの意外な姿と、移ろいゆく愛に揺れる演技も見ごたえあり。
二人が妙に微笑ましく、ドロドロの愛憎が描かれるのに、後にホンワカしたものが残るのが面白い持ち味の映画でした。
ちなみに原題のCandelabrlaというのは、ろうそくたてのこと。
リベラーチェはこれをピアノの上に置いて演奏したんですね。
 
形成外科医を演じたロブ・ロウ鹿賀丈史に見えたのは私だけかなw