しまんちゅシネマ

映画ノート

『バッド・マイロ!』がグロ可愛いくて爆笑





痛い映画が続いたので、ここらでショート・ブレイク
今日はお尻から出てきて、大暴れしてはお尻に戻っていくうん○なクリーチャーを描く日本未公開のブラックコメディ『バッド・マイロ』を観ました。

マッド・マイロ!(2013)アメリ
原題:Bad Milo
監督:ジェイコブ・ヴォーン
出演:ケン・マリノ/ジリアン・ジェコブス/ピーター・ストーメア/パトリック・ウォーバートン
日本公開:未定

主人公ダンカン(ケン・マリノ)は妻を愛する普通の男だが、最近はお腹の調子が悪い。そんな折、職場で社員にクビを言い渡す仕事に配置換えされ、ストレスは一層腹具合を悪化させていた。ある晩、激しい腹痛に襲われトイレで悶絶するダンカンの肛門から出てきたのは・・!!!!???

前から観たいと思ってた『バッド・マイロ』♪
DVDになったので早速観てみました。いやいや、これは楽しかった~。

主人公のお尻から出てくるのは、なんとこんなやつw 腸の一部?w



つぶらな瞳で首をかしげたりする表情もキュート。
しかしこれが意外に凶暴で、お尻から出てきたこの子は、トトトト・・と一目散に走り、ある目的を達成する。
しかも、彼の居場所はダンカンの腸の中。
ってことで、またダンカンのお尻に戻っていくという奇想天外さ!w




ダンカンはマイロと名づけたこのクリーチャーとどう折り合いを付けていくのか。
愛する妻サラをマイロから守ることが出来るのかという話。

マイロの存在する意味を、心理カウンセラーのピーター・ストーメアが簡単に説明してしまうところなど、かなり都合よすぎだけど、ストーメアも面白すぎるし展開に無駄がないのはいい。
ダンカンが子供を持つことに二の足を踏んでいるのは、彼の父親との関係がトラウマになっているから。
父親との和解に向け深いドラマを展開させると見せかけ、大爆笑の奇想天外さで見せきるところも素敵w

マイロが出てくるときの産みの苦しみは半端ない。
ま見た目にそれほど汚くしてないので、お上品な範疇ですが、音はリアルなので食事しながら観ない様にしてくださいね。
ダンカン役のケン・マリノの熱演が笑えます。男前なのによくやったわ。

グロ描写あり、家族物語あり、脇の面々のシニカルさも楽しい。
オチにダンカン親子の新たな確執を匂わせるあたり続編狙い?
なにはともあれ、面白いブラックコメディでした。

 トレーラー貼っておきます