しまんちゅシネマ

映画ノート

ホワイトハウス・ダウン




ホワイトデー特集の一環で「白」のつく映画をなどと計画してたのだけど、
風邪引くやらなんやらで今頃に。ホワイトデーとっくに過ぎたっちゅーの(;´Д`)
とりあえず『ホワイトハウス・ダウン』いっときます。
ローランド・エメリッヒ監督、チャニング・テイタム主演のアクション大作です。
ホワイトハウス・ダウン(2013)アメリ
原題:Whitehouse Down
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:チャニング・テイタムジェイミー・フォックスマギー・ギレンホールジェイソン・クラークリチャード・ジェンキンスジョーイ・キング
子持ちバツイチの議会警察ジョン・ケイルは、シークレットサービスになることを希望し採用試験を受けるも書類審査で不採用。大統領を敬愛する娘エミリーに言い出せないまま、ホワイトハウス見学ツアーに参加するが、エミリーと離れている間に、ホワイトハウスはテロリストに占拠されてしまい・・

 ほぼ同時期にジェラルド・バトラー主演で『エンド・オブ・ホワイトハウス』が公開され、そちらは劇場で見たのに、こちらはスルーしちゃってたんですよね。ウワーーン、こっちの方が全然面白いじゃないか~。

 まず、ホワイトハウスのセキュリティの厚さをしっかりと見せてくれる時点で掴みはOK。
観客は世界一のセキュリティってどんなだろうと興味を持つわけですからね。
バトラー版では、どこぞの雑居ビル程度のセキュリティにしか見えなかったし、頼みの綱はバトラーのみってのがありえなさ過ぎて白けたもんです。
本作ではホワイトハウスの構造や大統領の居住空間などの見せ方も上手く、観客の興味をさらに刺激してくるところが流石にエメリッヒ。
あとは、シークレットサービスに採用されなかったチャニング・テイタムが、大統領を守ろうとダイハードな活躍を見せるのだから面白くないわけないというもの。


 
ジェイミー・フォックスも、周囲に言われるままに行動するのみのへタれで実態のない大統領から、次第に闘う大統領に変わっていくのがいい。車からマシンガンをぶっ放すシーンなんて痛快ですから。
主演のチャニングはアクションは勿論、コメディセンスも磨かれてきた印象で
存在感を増してきましたね。大統領とのバディ関係もナイス。
ケイルの「シークレットサービス」になりたい理由にもホロっとさせられました。
共演者ではマギー・ギレンホールが知的にサポートしていてカッコいい。

何だかんだ言って、エメリッヒはんはこの手のアクション映画では抜群の上手さを発揮しますね。
あれだけ襲撃されても弾が当たらないのはおいといて(笑)
手に汗握ったり、大笑いさせてもらったり、エンタメ作品として大いに楽しめました。
「人は変われるのだ」というメッセージもよかった。