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映画ノート

【映画】『キングスマン ゴールデン・サークル』英国紳士風味が足りない

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キングスマン ゴールデン・サークル(2017イギリス
原題:Kingsman Golden Circle
監督:マシュー・ボーン
出演:タロン・エガートン/コリン・ファース/マーク・ストロング/ジュリアン・ムーア/ペドロ・パスカル/ ハル・ベリー


【あらすじ】
ロンドンの本社が破壊され、残されたキングスマンのメンバーは世界中のドラッグ使用者が人質状態だと知る。
そんなとき、アメリカのスパイ組織の存在を知り
・・


【感想】
あれから3年、『キングスマン』が帰ってきました。
今回はキングスマンのエースとして活躍する成長したエグジーの姿が。

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そこにコリン・ファースの姿がないのは実に寂しいですが、エグジーの中には常にハリーの教えがあるという設定が良い。
冒頭からタロン君も見事なアクションを披露してくれますが・・
なんだろうな。
一作目では、アクションスターでもない中年のコリン・ファースがスパイとしてキレッキレのアクションを見せてくれるところに驚きと面白さがあったのだけど、今回はタロン君がいくら頑張っても「CGだよね」くらいの感慨しかない。前作で使った小道具は新鮮味がなくなるしで、どうしたって二作目のハンディってもんがあるなと。
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で、タロン君一人に主役を任せることを不安に思ったか、今回はアメリカの秘密スパイ組織「ステイツマン」ってのが出てくる。お待ちかねのチャニング・テイタム登場は嬉しかったものの、こってこての南部訛りがわかり難いw

で、今回はある世界の一大事に、キングスマンとステイツマンが協力しようって話になるんですが
うーーーん
個人的にはステイツマンいるか??!!ってのが正直な気持ち。
あの方を復活させるために必要だったという事情は分かる。
新しいアクションや小物が必要だったのもわかる

でもなぁ。英国紳士のスパイ組織という映画の最大の売りがすっ飛んじゃって
エンタメ性は十分なのに、前作のワクワク感がないんですよ。
しかもチャニングの出番が思いの他少ないし
というか、ステイツマン出てきてから退屈で少し寝たし(汗)

ま、と言っても、タロン君を中心に、人と人の関係が誠実に描かれてるのがいい。
思わぬロマンス、師弟関係
そして、まさかの大泣き映画だった。

ネタバレしたくないのでこのへんで。

日本公開は正月明け

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