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映画ノート

バックマン家の人々


1989年(米)監督: ロン・ハワード 出演: スティーヴ・マーティン /メアリー・スティーンバージェン / ダイアン・ウィースト     リック・モラニス /トム・ハルス / マーサ・プリンプトン / キアヌ・リーヴス 【ストーリー】内向的な息子を抱えたS・マーティンとM・スティーンバージェン夫妻、3歳の娘の英才教育にご執心のR・モラニス夫妻、二人の問題児に悩むD・ウィースト、一獲千金を夢見て大人になれないT・ハルス、そして彼らの父親J・ロバーズを含めたアメリカの中流家庭バックマン一族の日々を笑いと哀愁で綴ったハートウォーミングなファミリー・ドラマ。
■感想
スティーヴ・マーティン演じるギルは、本作では父親の愛情を感じた記憶がないままに育っている。
そのトラウマから、子供には目いっぱい愛情を注ぐことを身上とする彼は必要以上に心配性。
その夫をおおらかに支える妻メアリー・スティーンバージェンがとっても素敵です。
この家族を中心にその兄弟の家族父親の家族、計4家族の問題が描かれます。

これだけの人物を登場させながら、それぞれの人物像が実に分かりやすい。
夫に捨てられ、思春期の二人の子供の子育てに悩むD・ウィーストもいい味出してました。
アカデミー助演女優賞ノミネートも納得です。
この問題児の小学生の男の子を演じているのはなんと若かりし日のホワキン・フェニックスです。
この頃はリーフ・フェニックスと名乗ってました。
その姉の役に実の兄リヴァーの恋人マーサ・プリンプトン。その恋人にキアヌ・リーヴス
ホワキンがこんな子供なのにキアヌはしっかり若者。やっぱりキアヌっておじさんなのね(笑)
ロン毛、白ブリーフ姿で登場。若くて綺麗なキアヌです。

なんと言ってもスティーヴ・マーティンものなので、そこまでやるか!という、お馬鹿な演出もあり。
それでも、家族の絆をしっかり描いて最後には大きな感動を与えてくれます。
定番のハートウォーミングドラマだけどやっぱり上手い。

監督は「ビューティフル・マインド」等多くの名作を生み出し、
今は「24」シリーズの製作総指揮も勤めるロン・ハワード

たまにはこんなファミリーものもいいですね。



★★★★☆