最高の恋人

１９９３年（米） 監督： アンソニー・ミンゲラ 出演： マット・ディロン / アナベラ・シオラ /　メアリー＝ルイーズ・パーカー 　ウィリアム・ハート【ストーリー】電気技師のガスは、離婚した元妻リーへの慰謝料の支払いに追われ、冴えない毎日を送っていた。ある日、仕事仲間から廃墟になったボウリング場の再建話が舞い込んでくる。だが、その資金繰りまで手が回らず困り果てるガス。そんな彼に仲間がある提案をした。それは、リーに男を紹介して再婚させ、慰謝料を免れるというもの。ガスは早速リーと似合いそうな男を彼女に紹介、ようやく慰謝料地獄から逃れられると思われたが…。

■感想
最近ひそかにマイブームのマット・ディロン主演のラブストーリーです。

離婚した夫婦のラブストーリーって、ちょっと珍しいですよね。
マット演じるガスが、離婚した元妻リーに新しい恋人をあてがおうとするうち、
本当に自分が愛しているのは・・・と考えるようになるというお話し。

ガス自身にもすでに美人の恋人がいて、一緒に住もうとしていた矢先のこと。
揺れる男女のそれぞれの思いが描かれていて、なかなかロマンティックじゃありませんか。

このマットはなんだか憎めない。いい役なんですよね。

元妻リーにアナベラ・シオラ。「ゆりかごを揺らす手」で喘息の妻を演じた彼女。
ちょっとお顔が貧相で、あまり可愛いと思ってなかったんですが、
本作のアナベラは笑顔がキュートでなかなか魅力的。

マットの恋人役にメアリー＝ルイーズ・パーカー（「フライド・グリーン・トマト」）
元妻の陰におびえる切ない役柄ですが、このメアリーがなかなかセクシーな一面を見せてくれます。

この頃のラブストーリーって展開も見え見えなんだけど、
ロマンティックな演出も効果的で、なんだか胸キュン。いい感じなんです。

監督は{「イングリッシュ・ペイシェント」「コールド・マウンテン」のアンソニー・ミンゲラ。

残念ながらビデオのみ。

★★★＊☆