牛の鈴音
2008年(韓国)
監督:イ・チョンニョル
監督:イ・チョンニョル
韓国の山間の農村。
老人と一頭の牛は30年以上ともに畑を耕してきた。
通常は15年と言う寿命を遥かに超えた40歳の牛は、見たこともないヨボヨボぶりで
歩く姿もおぼつかないのだけど
今日も牛はお爺ちゃんを荷台に乗せ畑へと向かう。
老人と一頭の牛は30年以上ともに畑を耕してきた。
通常は15年と言う寿命を遥かに超えた40歳の牛は、見たこともないヨボヨボぶりで
歩く姿もおぼつかないのだけど
今日も牛はお爺ちゃんを荷台に乗せ畑へと向かう。
『ウンベルトD』のウンベルトが愛犬に向けたような愛し方をするわけではない
年老いた牛を時には鞭打つのは互いに動き、畑に出ることが生きることの証だから。
年老いた牛を時には鞭打つのは互いに動き、畑に出ることが生きることの証だから。
そんな牛にもいよいよ命の終わりが近づいてきた。
お爺ちゃんの動揺が悲しい。
ついには立ち上がることもできなくなった牛の鼻につけられた鈴をおじいちゃんがそっとはずす。
お爺ちゃんの動揺が悲しい。
ついには立ち上がることもできなくなった牛の鼻につけられた鈴をおじいちゃんがそっとはずす。
もう仕事はしなくていいから静かにお眠り。
お爺ちゃんの瞳がそう言っていた。
お爺ちゃんの瞳がそう言っていた。
誰にも老いはやってくる。
普遍の営みを淡々と描いただけの作品かもしれない。
だけども淡々とした中に無骨なお爺ちゃんの牛への思いが伝わり心をゆすぶられる。
普遍の営みを淡々と描いただけの作品かもしれない。
だけども淡々とした中に無骨なお爺ちゃんの牛への思いが伝わり心をゆすぶられる。
ナレーターが語るドキュメンタリーではなく、お婆ちゃんの愚痴が説明になってるのは面白いw
おばあちゃん結構ひどいこと言ってるけど、牛ばっかりを愛すおじいちゃんへの嫉妬もあるよね。
でも本当はお爺ちゃんのことをしっかり分かってあげてる。
二人が何も言わずに静かにたたずむ姿にも涙。
おばあちゃん結構ひどいこと言ってるけど、牛ばっかりを愛すおじいちゃんへの嫉妬もあるよね。
でも本当はお爺ちゃんのことをしっかり分かってあげてる。
二人が何も言わずに静かにたたずむ姿にも涙。