しまんちゅシネマ

映画ノート

アメリア 永遠の翼

 
 
2009年(米/カナダ)
監督:ミーラー・ナーイル
出演:ヒラリー・スワンク/リチャード・ギア/ユアン・マクレガー/クリストファー・エクルストン
   ジョー・アンダーソン/ミア・ワシコウスカ/チェリー・ジョーンズ
■感想
1920年代に女性として世界で初めて大西洋を横断した
実在の飛行士、アメリア・イヤハートの半生を描く実録ドラマです。
 
監督は『その名にちなんで』のミーラー・ナーイル
夢に挑む強い女性を描くことを得意とする、女性監督さんですね。
 
このアメリアさんというのは、「最も有名なアメリカ人10人」にも選ばれてるらしいですが
ナイトミュージアム』でエイミー・アダムスが演じているように、
博物館にその業績が展示されるくらいの有名人らしい。
これまでにもダイアン・キートン主演で、そのラストフライトの謎に迫る映画が作られているようです。
 
アメリアの夢の実現までの過程を丁寧に描く作品かと思いきや
アメリアがいかに夢を実現し、多くの人に愛され、メディアの中心にあったか
その事実を並べただけって気がしないでもない(汗)
 
映画の冒頭ではすでに大西洋横断の夢を描き、あっと言う間に実現
アメリアの広報係を務めることになるギア様と知り合い、あっという間に結婚
あ、そうなの?って感じで、ちょっと気が抜けちゃいました(笑)
 
 
妻を愛するゆえにその夢を支え、ひたすら無事を祈るしかない夫にギア様・・
うーん、ブルックリンの警官よりはいいけど
ここでもあまり魅力を感じないなぁ
というのも、二人の絆がそれほど丁寧に描かれていると思えなかったんですよね
 
空からみる世界の美しい風景は堪能できるし
この時代に、強い意志を持ち偉業を成し遂げたアメリアは
多くの女性に夢と勇気を与えたことでしょう。
ほーっと思うところだけど、映画的な感動はないなぁ。
 

―空を愛し 空に挑み そして空となった-
ヒラリーは写真で見る本物のアメリアさんによく似てました。
 
日本公開は11/27~