しまんちゅシネマ

映画ノート

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ


カンヌ特集
カンヌクラシックのラインナップで、
低予算映画の神様といわれるロジャー・コーマンのキャリアを辿るドキュメンタリー映画『CORMAN'S WORLD: EXPLOITS OF A HOLLYWOOD REBEL』が上映されました。
コーマン監督作品観てないわぁってことで、
今日は日本未公開のブラックコメディ『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』を。

 
リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960)米
監督:ロジャー・コーマン
出演:ジョナサン・ヘイズ/ジャッキー・ジョセフ/ジャック・ニコルソン/メル・ウェルズ/ディック・ミラー/マリー・ウィンザー
  


■感想
何をやってもダメな花屋の店員シーモアは、ドジがたたってクビ寸前。
なんとか店主にいいところを見せようと、変わった植物を育てている。
ところが、オードリーと名付けられたその植物、実は人を食べる人喰い植物だったからさぁ大変!
 

お腹をすかせては「腹減った~、メシ食わせ~」と叫ぶオードリーに
シーモアは仕方なく餌を与えちゃうんですな(笑)
その餌調達の過程がブラック
かつオフビートで笑えるの。
 

登場人物も変人ばっか
中でもウケるのがサドの歯医者とその患者で
患者を演じるのが、なんと無名時代のジャック・ニコルソンなんですね。
これが麻酔もせずに治療してもらって大喜びのマゾ青年(笑)
最後に振りむいた姿には、思わず噴き出しましたよ
上の画像も、待合室で「痛み」という雑誌を読んで喜んでるしw
 
ちなみに、この映画はブロードウェイのミュージカルになり、
1986年には、そのミュージカルのリメイクとして映画が作られてますね。
未見だけど、ニコルソンの役はビル・マーレイ
マッドデンティストにスティーヴ・マーティンだそうで、二人のやりとりは楽しそう。
 
コーマンはこの映画を、なんと2日で撮影したというから凄い。
エコですよね。さすが低予算の神様。