鬼火
5大映画祭特集 6本目
ホラー祭りの方と思ったでしょ。
ちょっとフェイントかましてみましたよ~w
ちょっとフェイントかましてみましたよ~w
鬼火 (1963)フランス
監督:ルイ・マル
出演:モーリス・ロネ/ベルナール・ノエル/ジャンヌ・モロー/アレクサンドラ・スチュワルト
「また酒に溺れ、バカなことをしでかすことは目に見えている。」
アランの部屋の壁には、妻の写真や、新聞の死亡記事の切り抜きが貼られ
鏡には7月23日の文字
その日付けの意味するところは・・・
鏡には7月23日の文字
その日付けの意味するところは・・・
自殺を決意した男の、最期の二日間を描くという本作、
最期の一日、彼は旧友たちを訪ね歩くのだけど
もしかしたら、なにかが彼を死から救い上げてくれることに
微かな希望を抱いていたのではないか。
でも、結局はひたすら絶望を募らせるだけで、何も変わらない。
もしかしたら、なにかが彼を死から救い上げてくれることに
微かな希望を抱いていたのではないか。
でも、結局はひたすら絶望を募らせるだけで、何も変わらない。
その様子が痛々しいのです。
世話になった職員に、自分の腕時計を外して渡したり、
時を告げている時計の針を進めたり
時間も 彼にとっては もう何の意味も成さないというのは切ない。
時を告げている時計の針を進めたり
時間も 彼にとっては もう何の意味も成さないというのは切ない。
そして、最期の一日の過ごし方のオプションに、
“妻のもとに行き、一緒にすごす”というのがないのは寂しいよ。
“妻のもとに行き、一緒にすごす”というのがないのは寂しいよ。
文学を感じさせる、詩的な作品でした。