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映画ノート

21ジャンプストリート

ジョナ・ヒル君がダイエットに励むきっかけになったポリスものアクション・コメディ。
80年代のテレビシリーズのリメイクですね。

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21ジャンプストリート
2012年(アメリカ)
原題 21 Jump Street

監督:フィル・ロードクリストファー・ミラー
出演:ジョナ・ヒルチャニング・テイタムエズラ・スワードロウ、タニア・ランドー


ジョナ・ヒルチャニング・テイタムがコンビを組むアクションもの。
しかも、かの『21ジャンプ・ストリート』のリメイクということで、先週観て来ました。

二人は高校時代の同級生ですが運動神経抜群の学園の人気者チャニングと
成績はいいけど、見た目がなにでwモテないジョナ君は対照的な存在。
二人は「プロムに行けなかった」という悲しい思い出を共有していて
それがトラウマになっています。

さて、偶然にも警察官という仕事を選び、同じ職場で勤務することになる二人
「初逮捕」に力みすぎて失敗し、21ジャンプ・ストリート署(?)に派遣され
麻薬取引が行われている高校に潜入捜査に入ることになる・・というお話。

そもそも、そこが警察署なのか?というゴスペルなw21ジャンプ・ストリート署とか
新人警官として初めて犯人を追うシーンとか、すっかりコメディないでたち。
高校生に扮して頑張るジョナ君とチャニングのデコボココンビの奮闘には笑えるし
アクション不慣れなジョナ君もハラハラさせてくれます。

ジャンプ署で与えられた任務をやり遂げることは
高校時代から引きずってるトラウマに対峙することでもあって
それぞれが成長しながら、夢を果たすというプロットも悪くない。
高校生時代の二人を描くシーンは80年代風で懐かしいものがありましたが
どうせなら潜入先の今時の高校生と、二人の高校生の頃とのジェネレーションギャップを
もっと強調してくれると楽しかったかも。
バディものとしては、互いをリスペクトするという肝の部分が足りず
深みがないのが残念に思うところでした。

トマトメーターが85%と高かったので、実はちょっと期待したんですが
多分テレビシリーズを知ってる人の思い出指数込みなんじゃないかなぁと思ってみたり。
オリジナルのTVシリーズファンは泣けてしまう終盤のサプライズもポイント高いと思います。


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麻薬に係わる高校生を演じるデイヴ・フランコは、ジェームズ・フランコ君の弟ですって。
まだ華はないかな・・
ジョナ君は共同原案にクレジットされてました。
今のところ公開の予定はないですね。
★★★☆