しまんちゅシネマ

映画ノート

マン・オブ・スティール





『スーパーマン』シリーズのビギニングとなる作品です。
マン・オブ・スティー(2013)アメリ
原題:Man of Steel
監督:ザック・スナイダー
出演:ヘンリー・カヴィルマイケル・シャノンラッセル・クロウ/エイミー・アダムズ/ダイアン・レインケヴィン・コスナーローレンス・フィッシュバーン
日本公開:8/30
 生まれてまもなく、死に行く惑星クリプトンから地球に送られたカル=エルは、宇宙船を発見したケント夫妻によりクラークと名づけられ大切に育てられる。人間離れした能力に悩み孤立する少年時代を過ごしつつも、徐々に力を人のために使い始めるクラーク。そんな彼の前に、クリプトンの生き残りゾッド将軍が現れ・・


スーパーマンが地球に送られた理由や、ロイス・レーンとの出会いが描かれ
地球とクラークを滅ぼしにやってくるゾッド将軍との壮絶な戦いを通し、地球を守る真のヒーロー、スーパーマンの誕生までを描く作品です。
スーパーマンことクラーク・ケントを演じるのはヘンリー・カヴィル
育ての親ケント夫妻にケヴィン・コスナーダイアン・レイン、ゾッド将軍にマイケル・シャノン
クラークの実の父にラッセル・クロウ、恋人となるロイス・レーンエイミー・アダムズというキャスティング。

クラークは少年時代、異質なものとしての自分を疎み、悩みます。
そんなクラークをケヴィン・コスナーとダイアンのケント夫妻が優しく守り導くんですが
特にコスナーとの父子関係がの描き方は好みでした。



しかし、いかんせんアクションシーンが長いのが気になります。
CGを使ってのゾッド将軍とのあり得ないバトルは笑うべきなのか(汗)
どう投げ飛ばしても、決定的なダメージを与えられないなら、なぜビルを壊す。
死人も出ただろうなどとついツッコんでしまいました。

ま、そんな遊びすぎ(?)なところもあるものの、ゾッド将軍らにより都市が破壊されるシーンは911を髣髴とさせるディザスター映画のごとき。クリストファー・ノーランが製作に加わっているということで、その迫力とダークさ、ビジュアルの美しさは100点満点でしょう。




元々『スーパーマン』をちゃんと観てない私には分からないんですが、今回のリブートをファンはどう受け止めてるんでしょうね。荒唐無稽なアクションがあってこそのシリーズだとは思うし、スーパーマンの起源が描かれることは嬉しいに違いないけど、個人的にはもっとユーモアがるとよかったな。
新スーパーマンヘンリー・カヴィルは、悩みつつも運命を受け入れ、弱さと強さと、優しさを持ち合わせたナイーブなスーパーマンを好演していたと思います。
エイミーとはお似合いでした。ただもう少し胸キュンさせて欲しかった。